
丸紅は、3月17日(火)~5月23日(土)、丸紅ギャラリーにて「マックス・トゥーレ 知られざるポスト印象派の画家」を開催する。フランス人画家マックス・トゥーレの作品を紹介する個展となる。入館料は一般500円。
写実から点描まで、美への厳格な追求
「マックス・トゥーレ 知られざるポスト印象派の画家」は、フランス人の画家マックス・トゥーレ(Max Touret,1872-1963)の個展である。
トゥーレの作品は、第二次世界大戦などにより数点が消失したものの、それ以外の約350点は今日まで散逸することなく、彼の娘や孫たちによって大切に保存されてきた。エンジニアとしても活躍した経歴を持ち、写実主義や印象主義、そして1920年代に一時的に影響を受けた分割描法や点描画法といった理論を厳格に学び、応用した画家の一人であった。その作品からは、日本の近代画家たちと同様に、19世紀末から20世紀初頭にかけての新たな絵画技法への挑戦と受容の試みが見て取れる。
トゥーレの作品は長い間公開されたことがなく、初の個展開催は、2023年、フランス・オンフルールにあるウジェーヌ・ブーダン美術館でのことであった。
展覧会の見どころ
今回開催する個展では、「知られざるポスト印象派の画家」としてマックス・トゥーレを紹介するとともに、丸紅コレクションの中からトゥーレと同時代に活躍した作家たちの作品を併せて紹介する。これにより、19世紀から20世紀初頭のフランス印象主義を中心とする画風が、いかに広く受け入れられていたかを示す。同時に、ジャポニズムが与えた影響の広がりについても再認識できる貴重な機会となるだろう。なお、詳細は丸紅ギャラリー公式HPの「ご利用案内」にて確認可能だ。
丸紅ギャラリーについて
丸紅ギャラリーは2021年に開館した。コンセプトは「古今東西の美が共鳴する空間」である。丸紅が1858年の創業から現在まで続く繊維ビジネスを通じて蒐集・保全してきた「丸紅コレクション」を中心に、さまざまなテーマで展覧会を行っている。
「丸紅コレクション」は、江戸期を中心とする古い時代の染織品(着物、能装束、裂など)や染織図案、1960~70年代にアートビジネスに携わる中で入手した西欧絵画、そして染織図案の接点などから画家本人や画商を通じて蒐集された近代日本絵画で構成されている。
同ギャラリーでは、8月~9月にかけて、日伊修好通商条約締結160周年およびシモネッタ歿後550年記念 「イタリアの詩と日本の小説――文芸作品の中のシモネッタとジュリアーノ――」の開催が予定されている。
古今東西の美が共鳴する空間で、知られざるポスト印象派の作品の数々を体感してみてはいかがだろうか。
■マックス・トゥーレ 知られざるポスト印象派の画家概要
開催期間:3月17日(火)~5月23日(土)
会場:丸紅ギャラリー
住所:東京都千代田区大手町1-4-2 丸紅ビル3F
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:日曜日・祝日
入館料:一般500円
※高校生以下、障がい者手帳を持つ人と付添1名は無料
丸紅ギャラリー公式HP:https://www.marubeni.com/gallery
丸紅ギャラリー公式Instagram:https://www.instagram.com/marubeni_gallery_official
(Kanako Aida)